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涅槃図とは?猫が居なければ仏陀はまだ生きてた? 絵解きと解説で分かる衝撃の事実

      2018/07/19

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涅槃図といえば、仏陀(お釈迦様)が入滅(亡くなる)時を描いたものですよね。涅槃を迎える仏陀を前に弟子たちや動物たちが居て、その死を悲しんでいるという図です。私は結構、この大きな絵を眺めるのが好きなのです。というのも、人それぞれ違った行動をしているところが面白いのです。悲しみ方が個性豊かだなーと思ってみています。そんな時、この涅槃図にはある衝撃の事実が隠されているということを知りました。私は、これを知った時にもしかしたら、仏陀が助かったんじゃないの?もしかしたら、あの時助けられてそのままずっと生きられたのでは?なんて思ってしまいました。私がこう思ってしまった衝撃の事実とは・・・

・仏陀は助けられた?

涅槃図の絵解きなどを聞いていると、「えっ!もしかして仏陀ってこれがなかったら生きれたんじゃないの?復活できたんじゃないの?」と思ってしまうようなお話が残っているのです。涅槃図というのは、仏陀が亡くなる瞬間を描いた作品のことを言うのですが、だいたい配役が決まっているのですね。中心にまもなく亡くなるであろう仏陀がゆったりと寝そべってその時を待っている。そしてその廻りには木が生い茂っています。その生い茂っている木の横に仏陀に一番近いところで、なんともいえない表情で囲んでいる集団。そしてそれを取り囲むようにしている集団は、泣いています。そしてさらにその周辺には動物たちまでもが伏して泣いている姿が描かれている事が多いのです。ざっとした解説がこんな感じになります。

仏陀ですが、この時は80歳という高齢になっていました。35歳か36歳の時に悟りをひらきまして説法を44年から45年の間ずっと行ってきました。その頃から仏陀は死を予感しておりました。そして、マッラ国というパーパーというところで「スーカラ・マッダヴァ」という食べ物を食べました。しかし、そこからずっと腹痛を訴えられたといいます。この腹痛は後に死に至らしめたのです。そう、先ほど書いた「スーカラ・マッダヴァ」という食べ物が原因でした。野ぶたの肉、または豚の好むキノコという意味の料理だそうです。野ぶたの肉か、豚の好むキノコどちらかを食べて、激しい腹痛などをおこして、これが原因で死んでしまいます。

その前に、沙羅双樹という木の間に頭を北に向けて床を用意して欲しいと答えます。なので、涅槃図でも4本の沙羅双樹が描かれています。木が生い茂っているのは、この時仏陀が望んだことだったのです。そして、今でも北向きに枕を向けることは良くない事だと言われていますが、実はこの事から広まったと言われています。

さらにこの沙羅双樹の4本のうち1本に赤い袋がぶら下がっているのが分かりますね。実はこれは腹痛を直す薬なのです。そうこれを飲めば仏陀はたちまち復活するという妙薬だったのです。しかし、それは仏陀には届かず、なぜかこの沙羅双樹にひっかかっているようにも見えます。なぜ、ひっかかっているのでしょうか?

それは、届けた方がうまく投げられなかったのです。この薬を届けてくださったのは、仏陀のお母さんである「摩耶夫人(まやぶにん)」という方でした。この方は、涅槃図の上の方にいらっしゃいます。そう、雲の上からさーっと流れるようにやってきているように見える人がいますよね。この方が仏陀のお母さんでいらっしゃる摩耶夫人です。やはり、息子の死には絶えられなかったのでしょうか?天から絶対に治る薬を持ってやってきて投げ入れるのですが、少し外してしまって沙羅双樹の木にひっかっかってしまったのです。実はこれを取れば助かるのですが、実はこれは失敗してしまうのです。なぜ、失敗してしまったのか?これは、これからお話しますね。まずは、廻りの方たちの様子も見てみましょう。

まず、描かれている人ですが、仏陀を取り囲む人たちは、彼の弟子で高僧です。彼らは仏陀に続いて悟っているため、悲しいというよりは、この輪廻から抜け出しさらに仏の世界へと行けると確信しているため、しばらくのお別れというような感じで見守っています。これは悟っているから「死」は悲しいものではなく次の次元への出発点でしかないということが分かっているからなんですね。泣いていたり悲しんでいたりしていない方は、悟っている方だという見方ができます。仏陀の一番弟子のような人たちですね。この人たちが仏陀の一番近くに居ます。

ただし、一番近くで看取っているのにも関わらず、彼の死に号泣をしている人物がただ一人だけいます。それが「アナンダ」という人物です。彼は、仏陀の高僧の中の一人なのですが、悟るのが一番遅く、この時はまだ悟りの境地に立ち至っておりませんでした。そのため、彼の「死」=二度と会えないという認識のためか、ものすごく悲しんでいます。彼はとても仏陀の事を敬愛しており、こんなエピソードも残されています。

アナンダは仏陀の説法を熱心に聞いているとされ、本当に彼の言葉に耳を貸していました。そのため、何をしても気づかない程だったと言われています。そこである時、仏陀が説法を始めました。もちろんこの時アナンダも熱心に聞いておりました。本当に何をしても気づかないのか?と思った人が彼の背中を傷つけたそうです。しかし、彼は仏陀の説法を夢中で聞いていたが為に、それに気づかないままだったと言われています。それだけ熱心に彼の言葉に耳を傾けていたにも関わらず、高僧の弟子の中で一番最後に悟るというのも、可哀想なお話ですよね。余談ですが、彼は美男子だったと言われ、女性に人気だったとか。

その高僧のさらに廻りをかこって、泣いているのが仏陀の弟子たちです。彼らの多くは悟りの境地には立ち至っていないため、多くの弟子たちは悲しんでいます。これを悲しんでいる姿で表現しているのです。なんとも面白いですよね。悟っている悟っていないという2つのパターンを鮮やかに描ききっているのです。でも、私は大切な人が亡くなりそうという時にはやっぱり悲しいという気持ちになってしまいます。これが自然な事だと思います。私もきっと泣いてしまう側ですね。

さて、結構面白いなーと思うことに動物も泣いているんですね。もちろん実際はどうだったかは分かりませんが、動物が感情を持ってなくなるのを悲しんでいるというのは、面白いですよね。人語や仏陀が亡くなるということは分からないのにどうして悲しむの?と思うかもしれませんが、仏陀は動物に空かれていました。さらに彼が初めて説法したのは、人間相手ではなく動物相手だって知っていましたか?彼は、まずは動物から説法を開始したそうです。結構、動物とのエピソードが豊富な人物だったようです。ある時、雨の中を仏陀が瞑想していたら、蛇が出てきて彼の雨よけになってくれた。なんていうちょっと微笑ましいエピソードなんかがありますよ。

さて、この動物の中に生活や私たちに馴染みのあるある動物だけが描かれていないのです。え?描かれていない動物?とちょっと気になりますよね。実は涅槃図のほとんどに「猫」が描かれていないのです。え?猫?確かに、身近にいる動物の猫が全然いませんね。そう実は涅槃図には猫は描いてはいけないという暗黙のルールがあるようです。それはなぜか、

実は先ほど言った沙羅双樹に引っかかった薬を取る役割を与えられている動物が一匹いました。その動物が「ねずみ」だったのです。ねずみがたったーと走って行ってねずみが薬をもって仏陀の元に走るというものでした。なので猫がいるとねずみが狩られてしまいます。そうねずみの天敵といえば猫ですよね。そこで猫を涅槃図に描いてはいけないという暗黙のルールが存在しているようです。ですので、よーく探してみても猫を見つけることはできません。もちろんねずみはいらっしゃいますよ。でも、やっぱり猫好きの方もいらっしゃいますよね。そんな方にお伝えしたい事が1つあります。

猫のいる涅槃図も中にあるのです。それで有名なのが「東福寺(とうふくじ)」の涅槃図です。ちょっと気になりませんか?なぜ暗黙のルールをやぶり猫を描いたのか。実はこの涅槃図を描いた方が「明兆(みょうちょう)」という方なのですが、この方がもう大の猫好きだったようです。なので、涅槃図にも登場させたいと思っていたようで、猫を描いたようです。なので、この涅槃図には猫ちゃんがいて、可愛らしく描いてもらったようです。

2017年3月14日(火)~16日(木)の期間に「東福寺涅槃会」というものが行われています。この時に登場するのが、涅槃図です。なんと大きさが12mから横幅6mという巨大な作品です。この中から普段は描かれない猫ちゃんを探してみてはいかがでしょうか?1年でこの期間しかご覧になることができませんので、ご都合がつかれるかたは是非、ご覧になってみてください。

・京都駅から東福寺までの電車やタクシーでのおすすめのアクセスは?

京都駅から東福寺までの行き方は電車かタクシーをオススメ致します。

す。JRをご利用をされる場合の所要時間は30分ほどです。

料金は140円となっております。

まず、京都駅からJR奈良線へと移動していただきます。8番線・9番線・10番線から出ています。「奈良行」「宇治行」「城陽行」いずれにのっても1駅ですので、乗っていても問題ありません。1駅先の「東福寺駅」で下車してください。そこから歩いて15分ほどで東福寺に到着致します。

せっかくの京都旅行なので、JRの待ち時間や、降りてから歩く時間を短縮して観光の時間にたっぷり時間を使いたい方、また、時刻表を調べたりする手間や歩く距離を減らして体力を温存したい方には、タクシーがオススメです。

小型タクシーの料金の目安は1000円前後です。

4人で載れば、快適な車内の旅が250円程で楽しむことができますよ!二条城前までおおよそ10分ほどで到着致します。京都駅前にはタクシー乗り場がございますので、そちらにご移動していただきまして、タクシーにご乗車ください。

単純な移動に1000円前後の支払いはもったいない!
そんな方には、運転手つきの車をチャーターすることもできます。
行き先のルート調べや、荷物から綺麗さっぱり開放されたい方におすすめです。

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