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壬生寺の2月に行われる厄払いに注目! 新撰組も爆笑した節分のお笑いとは?

   

 

 

壬生寺と聞いて、新撰組の屯所があったところだとピンとくる方は、とても気になる記事なのかもしれません。え?どうしてって?新撰組の隊士の方も観劇したという行事が今年も行われるからです。今回は、それをご案内したいと思います。

 

 

 

壬生寺といえば、新撰組以外では2月に行われる厄払いが有名ですね。厄払いはどうして有名なのでしょうか?そして新撰組の方もご覧になったというのは一体どんなものなのでしょうか?

 

 

 

・新撰組も体験した厄払いとは?

京都の壬生寺は2月の節分がとても有名です。この節分で行われる厄払いというのがとてもご利益があると昔から言われていて、今でも京都府からたくさんの方がこぞってやってきます。それは約100年前も変わらぬようで、あの新撰組の隊士の方たちも2月の厄払いを他の方と一緒に観劇したという記録が残されています。さて、新撰組の隊士の方も観劇したという壬生寺独特の厄払いとは一体なんなのでしょうか?

 

それが節分の前日と当日に上演される「壬生狂言(みぶきょうげん)」です。これが大変人気なのです。これを新撰組の隊士は観劇してとても楽しまれたそうなんですね。一体どんな劇なのでしょうか。これは新撰組ができるよりもずっと前から続いている伝統的な行事です。

 

 

 

新撰組が生まれた100年前よりももっと前、それよりも800年前に始まります。なんと900年以上の歴史をもつ大衆演劇だと言われています。この壬生狂言は、無音で行われる演劇です。声が出ないので、大げさな動きやアクションで人々を笑わしてきました。えぇ~、声くらい出したらいいんじゃないの?なんで声出さないの?と思いませんか?だって声出した方が状況もリアクションも説明しやすいですし、会話劇を楽しむことができますよね?それをどうしてあえて無声の演劇にしているんだろうと思いませんか?私は、どうして声出さないんだろう?と初めて見た時は思いました。

 

出典:http://www.mibudera.com/k_01.htm

 

しかし、これにはちゃんと理由があったのです。900年前から続く伝統行事、やはりずっと続くということは大変な人気を博したという事です。つまり演劇をご覧になる方がどうしても多くなってしまった事があるのです。その時にどうしても近くにいる方にしか聞こえないということになってしまったそうです。

 

 

 

けれど、高いところで上演しさらに声を出さないで無声でやることにより、より多くの方に楽しんで貰うことに成功したんだそうです。だから、壬生狂言が無声なのは人気をはくしそれでも多くの人に楽しんで貰う為の配慮という結果になったのでは?なんて言われているそうです。

 

 

 

最近では韓国の「NANTA」というシェフ4人による無声劇が日本に上陸され、大好評だったようです。こうした無声の劇が国を超えてヒットしているというのは面白いですよね。そんな流行がもっと前、900年前から続いていたというのだから驚きですよね。

 

 

 

また壬生狂言の演目は、最後に教訓がつくようなお話が多いのも特徴の一つです。というのも、壬生狂言は仏様が出て来たりしてお寺らしく最後は仏様が勝つようなお話だったり、仏様はご利益があるよねっていうお話が多いのです。

 

出典:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=1000073

 

最初は、仏教を広げるためにコミカルな演劇にしたというのが発祥とも言われています。難しい仏教のお話を視点を変えて人々の日常生活にありそうなお話にかえて笑ってもらいながらも仏様のありがたさやご利益があるというお話をすることで仏教を広めたいという当時の方々の努力を見ることができます。その為、ためになるお話や、教訓があるようなお話が多いとも言われています。

 

 

 

でもよくよく考えて見るとドラえもんや、クレヨンしんちゃん、アンパンマンのように子どもに教訓を教えてくれつつ、ふふっ、と笑わせてくれるようなお話が現代でも多いですよね。私たち日本人は昔から変わらないのかもしれませんね。

 

 

 

こんなお話を新撰組の隊士たちも見ていたのかなぁ?と想いながら見てみると、ちょっと変わって見えるかもしれませんね。笑うと厄よけになると言われているのも、笑えば元気になれるからかもしれません。最近、ちょっと上手くいっていないなぁと思っていらっしゃる方は、節分に笑って、厄払いをしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

・節分の壬生寺でして欲しいもう一つのこととは?

壬生狂言の中で最大の人気演目が「炮烙割り(ほうらくわり)」というお話です。どうしてこのお話がそんなにも人気なのかというと、皆さんの願いが叶うと言われているからなのです。え?どうして?なんて初めて聞いた方は思いますよね。ほとんどの方が壬生寺に訪れたらすることが炮烙を買うということです。

 

 

 

その願いの叶え方というのが、とてもユニークなのです。自分が買った炮烙に願い事と名前を書いて納める。するとその炮烙が炮烙割りという演目の中で割られるのです。そして見事割れたら願いが叶うと言われているのです。ですので、2月、節分の日に壬生寺に行かれましたら、絶対にして欲しいことがあります。この日、あちこちで売られている「炮烙(ほうらく)」という素焼きの皿を買い求めることです。

 

 

 

この素焼きの皿が何の役に立つ?と思うかもしれません。ここに、健康に過ごしたい方の名前と年齢を書き、壬生寺に奉納してください。こうしておくと、2ヶ月後いいことがありますよ。

 

 

 

この炮烙は2ヶ月後の4月に割られます。再び、壬生寺で壬生狂言が上演されます。この時、演目の「炮烙割り」で何十枚にも重なった炮烙のお皿をぶん投げて、割ります。割ります。派手に割ります。ガッシャン!ガッシャン!と派手に割れる音が周りに響きます。その度に、完成がオーッ!と上がります。

 

 

 

それくらい大人気の演目です。この炮烙のお皿が割れれば、一年間は無病息災で居られると言われています。ド派手にお皿を割るダイナミックなお祭に自分のお皿も一枚混ぜてみてはいかがでしょうか?まずは、節分の日に是非炮烙をお求めになってみてください。

 

 

 

 - 京都観光