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五山の送り火の日に屋台が出る場所は? 2017年に行くなら必要な情報をお伝え!

   

出典:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/

 

2017年に初めて五山の送り火を見に行こう!と意気込んでいらっしゃる方に向けて今回は京都に住む視点からいろいろと情報をお伝えしていきたいと思います。いろいろと新しい発見であるような情報をお届けできたらと思っています。

 

 

 

・五山の送り火の歴史から見てみよう。

まず五山の送り火の始まりや歴史から見ていきましょう。京都の五山の送り火と言えば、「大」という字を思い浮かべますよね。山に目一杯大きな「大」という字が火であぶりだされるような形で現れます。

 

 

 

2017年は、8月16日(水)の20:00に「大」の字に点火され、それから5分ごとに妙法、船形、左大文字、鳥居形と続きます。それからおおよそ20分~30分ほど燃えます。これが京都の五山の送り火をパッとご案内したものです。

 

 

 

京都では夏の風物詩としてたくさんの方がご覧になっています。この五山の送り火ですが、起源は以外と新しく江戸時代頃に成立したのではないか?と言われています。この頃からお盆の行事として行われていた様です。

 

 

 

京都では火を使った行事も多く京都三大奇祭の二つは「火」を取り扱った行事でもあります。それは巨大な松明に火を投げ入れたり、松明を燃やしていくという行事なのですが、いずれも火を使った行事です。

 

 

 

そんな文化がある中、山をキャンパスのように使って巨大な字を描くという行事が生まれたのかもしれませんね。江戸時代頃に成立し、最盛期には10文字ほどが京都の山を彩ったとも言われています。そうなのです。今日では「五山の送り火」と言われていますが、実は昔はもっと文字があり、五山どころではなく十山ほどだったとも言われています。

 

 

 

江戸時代に発行された『都名所図会』(1780年)にも大文字が焼かれている姿が描かれており、当時でも有名だったことが伺えます。

 

 

 

毎年7月16日の夕暮れに大文字の送り火は行われると描かれており、銀閣寺の後ろの如意嶽という山に灯ると描かれています。昔、批麗という土地に浄土寺という天台宗のお寺があり、そこにご安置していた阿弥陀仏が飛び去り、光明を放って飛んでいった。その光を慕って盂蘭盆会の日に仏を表す文字を灯す。と書かれています。

 

 

 

弘法大師に大文字の字をかいてもらい今でも大切にしているそうです。

 

 

 

つまり『都名所図会』によると、大文字は浄土寺というお寺のご本尊であった阿弥陀如来様が飛んでいった時にはなった光を元にお盆の時期に行われたんだそうです。それをそのまま信じるのにはちょっとファンタジーちっくなお話ですが、江戸時代にはそう書かれていたそうです。

 

 

 

そう思うとちょっと面白いですよね。五山の送り火って仏様が飛んでいったからできたんだ。と知っておくと違う視点で楽しめるかもしれません。

 

 

 

・五山の送り火に屋台って出るの?

京都の五山の送り火に屋台や出店などは出るのでしょうか?はっきりとお答えさせていただきます。まず五山の送り火の会場が多過ぎて、一つではないため一カ所にすごく集まった屋台というのは出ません。もう少しはっきりいうと、京都で広い範囲が対象なので、出店や屋台は基本でません。

 

 

 

また、京都市も五山の送り火のためにその前後くらいには明かりをなるべく消すようになっており、一瞬結構暗くなります。なので、大々的に屋台などが出せないという事情もあるのです。ただ、個人でやっていらっしゃる居酒屋やお店などでは、少しスペシャルな事をしていたりします。私の知っている居酒屋さんでは、外に出してイートインではなく持ち帰れるような形で料理や飲み物を提供しています。なので、そういう意味では出店は探せばあるかもしれません。

 

 

 

ですが、出店が並んでお祭のような感じにはならないと思います。ただ火が灯る少し前は暗くなったりと普段とは違う夜になるのには間違いないです。現代社会において夜でも明るいというのは当たり前かもしれませんが、この日だけは少し暗くなるので、ちょっと違う景色を楽しめそうですよ。

 

 

 

私も、ふっと8時前に暗くなってびっくりした覚えがあります。あぁ、街灯とかビルの明かりが消えたらこんなに暗くなるんだ。と改めて現代社会の明かりの強さにびっくりしたものです。その後、うっかり足下が暗くて段差につまづいたのは、ナイショのお話です。

 

 

 

・五山の送り火のいいスポットはあるの?

五山の送り火を見るのに良いスポットはあるのでしょうか?個人的にオススメしたい見方があります。まずこれをお伝えする前にちょっとだけお願いがあります。

 

 

 

「全てをちょっとずつ良い所取りしよう!」という考えを捨てて欲しいのです。理由をご案内させていただきます。全てをちょっとずつ見ようと思うとどうしても広範囲に広がっていますからすごく離れた場所でないと全てを見渡すことはできません。

 

 

 

これでは、せっかく一つの山を大きく使った送り火本来の醍醐味がなくなってしまいます。向こうに小さく見えるなぁでは、醍醐味である迫力や燃えている様子が分からないのです。ですので、まず見たい五山の一つを選んで、しっかりと近くで見て欲しいのです。

 

 

 

こんなことを偉そうにお伝えしていますが、私もかつて全てを見てみたいと思って遠くから引いた視点で見た事があります。そして見事に失敗しました。でもどれもすべて見ようと思うと全然ぼやけてしまっていて、あまり面白くなかったのです。これを最初に見ていたら、つまらないなぁと思ったかもしれません。

 

 

 

なので、これが私のオススメの見方です。どれか一つの山をじっくりと近くからご覧になってください。さすがに、これでは不親切なのでやっぱり最初に見るなら「大」の文字ですよね。「大」という文字は二つありますが、最初は銀閣寺近くの「大」をオススメしたいと思います。

 

 

 

ここをご覧になる時にオススメなのは「吉田山」という山です。近くに京大病院や京大がある神社です。この山を登った先にぽっかりと大文字が見えるスポットがあるのです。地元の方に教えていただいたとっておきの地元だけが知るスポットです。

 

 

 

ただし、少し山の中なので、蚊などがたくさんいることも考えられます。虫除けスプレーなどがあれば事前にシューとしておくと安心です。

 

 

 

もし、山登ったりいきなり地元スポットは怖いと思うのであれば、出町柳駅周辺をオススメします。定番中の定番かもしれませんが、やはり多くの方が訪れますし、それを分かっていて警察なども出てくるため、大きな混乱もなく安心してご覧になることができます。

 

 

 

初心者の方も安心してご覧になれるように、いろいろと情報を提供していきましたが、是非五山の送り火を楽しんで下さい。

 

 

 

大文字(東山如意ヶ嶽)

妙法(松ヶ崎西山・東山

船形(西加茂船山)

左大文字(大北山)

鳥居形(曼荼羅山)

 - 京都観光