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祇園祭の起源と始まりは?山鉾の歴史はどれくらい? 地元だから知ってる事をお伝えします。

      2017/06/16

 

祇園祭といえば、京都の7月を彩るお祭として全国の方が知っているのではないでしょうか?日本中の方が知っているメジャーなお祭な割には、このお祭の始まりというのをご存知の方は少ないのでは?

 

 

 

本日は、そんな祇園祭の起源や始まりについて地元の会社だから知っている事をご案内していきたいと思っています。

 

 

 

・祇園祭の場所は最初は違っていた?

祇園祭の始まりって祇園から始まった。と思っていませんか?思っていますよね?そうですよね?実は私もそう思っていました。祇園から始まりそれが徐々に大きなお祭になっていたと思っていました。でも実際はそうではなかったようです。

 

 

 

祇園祭の始まりは、平安時代の初期まで遡ることができるのです。途中、中断などがありましたが、1000年ほどの歴史があるお祭なのです。その長い歴史の始まりはどうなっていたのでしょうか?

 

 

 

日本には、古代から続く考え方があります。幽霊がいたり、恨みや怒りがあって亡くなったら現世に留まりそれが悪霊になり、現世を生きる私たちに悪いことがおこる。病気や事故などもそのせいだ。なんて考え方です。そんなお話よく聞きますよね。

 

 

 

ホラーの定番といえば、定番なのかもしれません。そんなホラーの定番も科学が発達している今だからデマだとか嘘だとか言うことができますが、祇園祭が始まった平安時代にはそういう考え方はできません。

 

 

 

本当に怨霊が悪さをして、病気や事故をおこしていると考えられていました。そこで防ぐ手だてが神様に頼んだり、お祭をしてその悪霊たちを喜ばせたりして、静まってもらうというものでした。祇園祭もこの方法で始まりました。

 

 

 

平安時代863年におこなれた「御霊会(ごりょうえ)」というものが最初だと言われています。この時に行われた場所は祇園ではなく「神泉苑(しんせんえん)」という今の二条城の近くにあるところでした。この時は神泉苑にいらっしゃる水神様を祀る行事でした。山鉾の原型となる剣鉾が多数はいされ、行事が行われたそうです。

 

 

 

それから、数年ののちに869年に祇園で御霊会が行われました。これが「祇園御霊会」と呼ばれています。この時に剣鉾の他に御神輿がかつがれ市内を巡回したそうです。

 

 

 

この頃の平安京は6月や7月になると病が流行し、飢餓などが多発していたそうです。そうなってしまった原因は悪霊などにあると思っているので、静まってもらうために祇園御霊会などが行われたのです。

 

 

 

毎年決まって6月や7月になると病などがはやるのは、梅雨や暑さなどで環境が悪くなりカビなども発生するため、衛生環境が悪化するためではと言われています。そう考えると毎年7月に祇園祭が行われているのでは、必然だったのかもしれません。

 

 

 

こうして、毎年病などが6月から7月に流行することから、毎年この祇園御霊会が繰り返し行われるようになります。こうしてどんどんと継続され毎年行われる行事として定着していくことになるのです。

 

 

 

ちなみに、この頃は御神輿などがメインでまだまだ山鉾が登場することはないのです。原型である剣鉾と呼ばれるものは掲げられているのです。

 

 

 

・山鉾はいつから始まったの?

さて、最初期には山鉾の「や」の字も登場しません。山鉾の原型は「剣鉾」ですがいつの頃からか大きくなり、いつの間にか山車になり、山鉾になっていたと言われています。そうして少なくても戦国時代前くらいには山鉾が始まったと言われています。

 

 

 

なので、山鉾の歴史というのは、実は祇園祭が始まった平安時代から少し時代がたった後に登場してきています。そうなると実は山鉾の歴史というのは、全体の歴史の中で半分くらいしかないのです。ちょっと以外な結果ですよね。

 

 

 

しかし、山鉾巡行といえば、祇園祭のクライマックスだと言われており、山鉾が巡行する前夜や全前夜などには、宵山としょうして、歩行者天国になりたくさんの方が山鉾などをご覧になりますよね。歴史の記録にも「神事はしなくてもいいから、山鉾巡行だけはしたい」という嘆願書なども提出されていることが分かります。

 

 

 

神事がなくてもいいから山鉾巡行だけしたいというのは、それだけこの山鉾巡行がメインとして捉えられていたということがうかがえますよね。

 

 

 

かなり昔から、メインとして扱われて居た事が分かります。それだけ山鉾巡行のインパクトというのは強いみたいですね。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?実は一番最初は祇園ではなく神泉苑という場所で始まり、山鉾は祇園祭の中で半分くらいしか歴史がないというのはなかなか分からないことですよね。

少し、そうしたことも知ると楽しいですよね。山鉾巡行や祇園祭前にこうした情報を知っておくと2倍も3倍も京都の祇園祭を楽しめそうですよね。

始まりも、悪霊などを鎮めるためというものでしたし、山鉾も室町時代頃に登場するというところも、あわせて覚えておいて下さいね。

 - 京都観光